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整形外科

整形外科

概要

整形外科は、四肢や体幹部の骨・関節・軟部組織の外傷、および痛みや機能の障害を主とした慢性疾患を対象とする科です。薬物・注射・装具・リハビリテーションなどの保存的治療で改善しない機能障害や痛みに対して外科的治療、およびその後のリハビリテーションを通じて機能回復を目指します。
急性期病院、地域医療支援病院という地域での役割を果たすべく、「病診連携」を推進しており、医院(病院)から紹介していただいた患者さんの検査・手術・治療を中心に医療を行い、症状が落ちついた場合には紹介元の医院(病院)に逆紹介し、治療・経過観察を継続していただいております。

当科の特色

特に当科では関節疾患に対する治療に重点をおき、肩関節、膝関節、股関節疾患にはそれぞれトップレベルの専門医が治療にあたります。
※脊椎疾患に対する手術は行っておりません。

財界にいがた刊行「2008年度版新潟の名医優良病院」に整形外科の塩崎浩之医師が紹介されました。

外来診療について

午前中に2名の担当医により診察を行っています。また、毎週月曜16時からは主に学生対象のスポーツ外来、木曜の午後は手の外科外来にて、より専門的な治療を行なえるよう配慮しています。(詳細は外来担当医の項を参照してください)
なお、当院での治療が順調に経過し、症状が落ちついている患者さんについては、お近くの医院(病院)を御紹介することがあります。当院で逆紹介をし、万一定期的な検査や入院が必要となった場合は、再度の紹介により当院で責任を持って対応させていただきますので、まずは電話で受診の相談をお願いします。さらに紹介状をお持ちいただくと、今までの病気の経過が分かり、重複した検査等も不要となり、負担の軽減にもつながり、継続した治療が行えます。

入院について

主に入院されるA棟5F病棟では、医師をはじめ整形外科疾患に精通したスタッフ(看護師、薬剤師、理学療法士、作業療法士、ケースワーカー)がチームとして治療にあたっています。現在、手術件数の多い疾患ではクリニカルパスを導入し、患者さんの治療がスムースにいくようにしております。(すべての方が対象ではありません)

クリニカルパス:入院から退院までに行う検査や治療内容を時系列に記入し、標準的治療のために作成されたものです。患者さんと医療スタッフが同じ情報を共有し、協力して治療を進めていきます。医療ミスの予防にもなります。人工関節手術、関節鏡手術、大腿骨近位部骨折などがクリニカルパスを使用して、安全かつ安心な医療をすすめています。

術後のリハビリテーションについて

整形外科疾患の特質上、手術等の後のリハビリテーションは機能回復に大変重要です。当院が急性期病院であるという特質上、長期の入院リハビリテーションが必要な場合には2016年4月より当院に開設された、回復期リハビリテーション病棟(A棟6F)へ移動していただきます。同じ階にある三方が窓に囲まれた見晴らしのよいリハビリ室と専任スタッフにより効率のよいリハビリを継続して行うことが可能となりました。

また、お近くの病院でのリハビリを希望される方には、医療相談室のスタッフを介して当科が連携している病院(新潟リハビリテーション病院、みどり病院、猫山宮尾病院、岩室温泉病院、西蒲メディカルセンター病院等)へ転院をしていただき、患者さんのニーズにあわせてリハビリを継続できます。

整形外科受診の患者さんへ

受診は原則として予約の方に限定させていただいております。なお、現在通院中で調子が良くない状況になられた場合には、電話にて受診を相談ください。
また、過去に当院で治療を受けた疾患や部位に直接関連して、再び受診を希望される場合には、電話にて予約の相談が可能です。詳しくはこちらをご覧下さい(PDF168KB)。

主な診療内容

年間800件ほどの手術件数の中、その多くが関節の手術となっております。特に高齢化社会で問題となっている変形性関節症(高齢者で膝、股関節の痛みや動きが悪くなる原因として最も多い疾患)に対する下肢人工関節は膝関節、股関節をあわせると年間200例近くになります。

下肢人工関節や骨切り術

下肢人工関節については、術前後の下肢静脈エコー検査と術後の抗凝固療法により血栓症の予防に務めるとともに、CTを用いた三次元的術前計画を行って、人工関節の大きさや設置の目標を決めて安全で正確な手術を心がけています。

また、人工関節を用いない、膝痛に対する骨切り術も積極的に行っています。

人工股関節

新潟大学股関節グループと連携して股関節専門医による治療を行っております。術前計画は3次元計画を行い、最小侵襲手技(MIS)を用いて筋腱切離をせずに行うことを基本としており、必要に応じて術中支援も併用して手術を行っています。術翌日から歩行訓練を開始し、術後1週までに杖歩行が可能となり、術後2週間前後で退院される場合が多いです。股関節周囲の筋腱を温存しておりますので、術後日常生活動作で制限を設けることはありません。退院後1〜2週間で自宅での生活に慣れ、通常の生活が可能となりますので、事務職であれば1か月程度で復職可能です。

関節鏡手術

低侵襲な関節鏡手術件数が多く肩・膝関節をはじめ、近年では肘関節・足関節も積極的に取り組んでいます。

肩関節鏡手術

肩関節では新潟県の肩関節治療をリードしている“肩関節の守護者”が反復性肩関節脱臼や腱板損傷など年間100例以上の手術を行なっています。

膝関節鏡手術

膝関節鏡手術は、半月板損傷に対する縫合術や部分切除術、前十字靭帯損傷に対する解剖学的靭帯再建などの手術が中心です。

【内側半月板の損傷の所見とフィブリンクロットを用いた半月縫合術の例】

肘関節鏡手術


関節鏡で確認後、骨軟骨柱移植へ

肘関節鏡手術は、野球肘をはじめとするスポーツ外傷を中心に、遊離体摘出やドリリング、重症例には骨軟骨柱移植による関節面の再建を行い、復帰の手助けをしています。

足関節鏡手術

足関節鏡手術は、骨軟骨損傷や靭帯不全などを中心に、スポーツ全般で問題となる足関節の問題点について治療を行います。

骨・関節の外傷に対する診断・手術治療

当院は、新潟市の二次救急病院としても積極的に地域医療に貢献しており、外傷に対する手術も多く行っています。例えば、大腿骨近位部骨折(ももの付け根の骨折)は年間150人程度の患者さんが手術を受けられますが、麻酔科も充実しているため受診当日が望ましいとされる緊急手術を円滑に行うことができる数少ない病院です。また、大腿骨骨折の治療後は、次の骨折を予防すべく、薬物治療を中心とした骨粗鬆症の治療を地域の病院・医院と連携して継続する「再骨折予防」のための「骨粗鬆症リエゾンサービス」を行っております。詳しくは入院の際にお尋ねください。

 2016年より、最新のデジタル超音波診断装置(エコー)を導入し、腱・靭帯・軟部組織の動的診断、およびエコー下注射などが可能となりました。これまでのX線・CT・MRIによる診断に加えて、さらなる安心感を得ることができます。すでに多くの患者さんの診療に役立っています。
当院では、術後生じうる偶発的な合併症はもとより、もともと内科的合併症のある患者様についても安全に手術が行なえるように常勤の麻酔科および内科のバックアップを受け、個々の患者さんにあった最善の治療方法をとるように努めています。

当科で多い手術

■肩関節鏡手術(腱板断裂に対する修復術、反復性肩関節脱臼に対する各種関節形成手術)、人工肩関節置換術

■膝関節鏡手術(前十字靭帯再建術、半月板縫合術、半月板部分切除術)、人工膝関節全置換術、人工膝関節単顆置換術、高位脛骨骨切り術

■人工股関節置換術

■肘・足関節鏡手術(スポーツ外傷、変形性関節症)、足部疾患

■下肢骨折・肩周囲骨折に対する、骨接合術・人工骨頭置換術・関節鏡視下手術など

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