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泌尿器科

泌尿器科

四大キャンペーン実施中

  • 曖昧な表現はやめましょうキャンペーン
    ちまたにはいろいろなエキスパート情報があふれています。たとえば『前立腺肥大症のエキスパート』と言われる先生方にも『薬物療法のエキスパート』とか『手術療法のエキスパート』など色々なエキスパートがいらっしゃいます。ひとくくりで『前立腺肥大症のエキスパート』と表現すのは曖昧で誤解を与える表現だと思います。はっきり『前立腺肥大症薬物療法のエキスパート』とか『前立腺肥大症手術療法のエキスパート』と表現することで混乱を回避できるのではないでしょうか?今後は出来るだけそうした表現を使うことをここに提案させていただきたいと思います。
  • 診療ガイドラインを作成する場合、手術が重要な治療手段である疾患についてはDPCデータを参考にして実際に多数の手術実績がある人をガイドライン作成委員に入れるべきだキャンペーン
  • 泌尿器科専門医が、前立腺肥大症と診断するのであれば尿道狭窄を否定する必要があるので膀胱鏡検査(もしくは尿道造影)は絶対に必要だキャンペーン
  • STOP!!尿失禁キャンペーン
    『HoLEPを修得する際、初期症例ではある程度尿失禁を合併するのは致し方ない』は間違い。採用している術式が合理的でないから尿失禁を合併するのです。
    合理的な術式である平岡・吉水式HoLEPであれば、初心者でも尿失禁を起こすことなくHoLEPが修得可能です。

2015年11月27日より四大キャンペーンとしました。

文責:泌尿器科部長 吉水 敦
2015年11月更新

受診について

重要なお知らせ

平成27年4月1日より、泌尿器科外来は完全予約制になります。
予約方法は、かかりつけ医、他の病院の先生からの予約のみとなります。
患者さんからの直接予約はいたしませんので、ご理解・ご協力をお願いいたします。

より詳しくはこちらをご覧下さい。(PDF1MB)

2019年1月より月曜日が不定期で、月1回大学泌尿器科医師の診察になります。

当科は前立腺肥大症と尿路結石の手術を中心とした診療を行っており、その他の泌尿器科疾患はあまり診療しておりません。悪性疾患は他院との連携により医療を行っております。受診には紹介状が必ず必要です。
受診に関するお問い合わせは地域医療連携室までお願いします。

医療関係者の方、手術見学歓迎します。手術日:月・水・金 12:00~
手術見学をご希望の方はこちらから

泌尿器科部長 吉水 敦

当院でHoLEPをお受けになる患者さんへ

ホルミウムレーザー前立腺手術を受ける方へお渡ししているDVDです。
手術をお受けになる方、興味がある方はご覧ください。

動画はこちら(7分42秒 youtubeへリンク)

泌尿器科部長 吉水 敦

平岡・吉水式HoLEPをマスターするために読んでおくべき論文

生食下経尿道的前立腺剥離摘出術 (TUDPis)

平岡保紀
日本医科大学多摩永山病院泌尿器科
Urology View 6(5): 110-115, 2008.
医学文献検索サービス -メディカルオンライン で【アブストラクト】のダウンロード と【全文ダウンロード(4.49MB)】が可能
http://www.medicalonline.jp/

経尿道的前立腺剥離核出術の難易度に関する形態的組織学的検討

庵谷尚正, 相沢正孝, 松浦忍, 竹内晃, 工藤貴志
仙台社会保険病院
泌尿器外科 23(増刊): 474-474, 2010.
医学文献検索サービス -メディカルオンライン で【アブストラクト】のダウンロードが可能
http://www.medicalonline.jp/

HoLEPはここまで来た! gold standardへの道 合理的なHoLEPの術式 逆行性一塊核出法

Author:吉水 敦(済生会新潟第二病院 泌尿器科), 車田 茂徳, 三浦 浩康, 山内 崇生, 工藤 大輔, 加藤 祐司, 岡田 真介
Source: 西日本泌尿器科 (0029-0726)74巻6号 Page313-321(2012.06)
医中誌Webで【抄録】がダウンロード可能
http://login.jamas.or.jp/

今後HoLEPをより普及させるために

吉水敦, 車田茂徳
済生会新潟第二病院泌尿器科
泌尿器外科 27(臨時増刊): 705-706, 2014.
医学文献検索サービス -メディカルオンライン で【アブストラクト】のダウンロード と【全文ダウンロード(1.68MB)】が可能
http://www.medicalonline.jp/

上記論文を読んで当院HPのビデオを見ていただければマスターが容易になると考えます。

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年2月27日

なぜ平岡・吉水式HoLEPは尿道括約筋損傷による
尿失禁がない(非常に少ない)のか?

答えは、『尿道括約筋を損傷しない(しづらい)から。』です。尿道括約筋の損傷は前立腺尖部での尿道切断と腺腫剥離の際に発生しますが、平岡・吉水式HoLEPではその操作の際に一切レーザーを使用しません。電気メスとキュレット(剥離子)での操作となりますのでHoLEP初心者でも尿道括約筋を損傷する可能性が極めて低いのです。もちろん未熟な術者が尿道切断の際に誤って電気メスで尿道括約筋を損傷すれば、平岡・吉水式HoLEPといえども尿失禁は発生します。

泌尿器科部長 吉水 敦
2014年12月8日

HoLEPの映像を見るために当院泌尿器科のHPにいらした方々へ

ようこそ当院泌尿器科のHPにいらっしゃいました。このHPでは、様々な『平岡・吉水式HoLEP』や『核出術』の未編集のビデオをご覧いただけますので今後の参考にしてください。
いつも『なぜレーザーのみでHoLEPをやらないのか?』と言われます。答えは『我々は、レーザーのみ使用のHoLEP(pure HoLEPとします)をやられる方々より技術が低いから。我々は、pure HoLEPは合理的でなく現時点で平岡・吉水式HoLEPが一番合理的な術式と考えているから。』です。
さらに『低出力レーザーでもHoLEPが可能である。』と発言すると、『先生は技術があるからできるんですよ。普通の先生にはできません。』と必ず言われます。ならば『技術のある私でも難しいpure HoLEPをこれからHoLEPを開始する先生方に勧めるのはかなりおかしなことである。』と思います。これからHoLEPの技術を修得するのであれば、現時点では一番合理的な平岡・吉水式HoLEP(hybrid HoLEP)がお勧めです。
よりHoLEPが普及する際に当院泌尿器科のHPが一定の役割を果たすことができれば幸いです。

泌尿器科部長 吉水 敦
2014年2月17日

動画一覧

研修を考えている方へ

新潟大学6年次実習受け入れのための案内文

現在、日本のガラパゴス的保健医療は制度疲労を起こし維持が難しい状態に陥っており制度改革が必須で、改革の先にあるのは『保健医療2035』を基として作られるより世界標準に近い医療制度であることに疑いの余地はない。今後、医師としてこの日本で医療を行っていく上で一番大事なことは、まず『保健医療2035』をしっかり理解し、変わりゆく医療制度の中でその提言が目指す方向を見失わないよう考えながら国と国民から求められる医療を実践していくことである。『保健医療2035』を推進する中で、厚生労働省はそれぞれの医療圏で各病院が機能を分担しながらより高度な医療をより安全かつ安価に提供することを求め始めている。当院はその流れを先取りし、前立腺肥大症の手術と尿路結石の手術に特化し新潟県においてその手術療法の中心病院とし患者を受け入れてきた。その結果は、DPCデーターによる前立腺肥大症の内視鏡手術と経皮的尿路結石除去術の手術件数が2008年から2012年まで両術式共に全国1位・2013年両術式共に全国2位そして現時点で最新の2014年データーで前立腺肥大症の手術件数が全国4位と経皮的尿路結石除去術件数全国2位であり抜群の実績と実力を有していることが分かる。そしてこうした病院が地域に存在することは、厚生労働省が今後目指している医療でも重要であると考えている。実績と実力を備えた当院泌尿器科で実習し実際の医療現場を見たり聴いたり感じたりすることが、『今後日本の保険医療制度が変化していく中で医師として対応すべきこと』について考えるきっかけになることを期待したい。

泌尿器科部長 吉水 敦
2017年1月更新

研修の感想

泌尿器科の特色・取り組み

前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数第4位、経皮的尿路結石除去術の手術件数第3位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数で第4位、上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第3位でした。
※2018年4月~2019年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(424KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2020年4月更新

前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数第3位、経皮的尿路結石除去術の手術件数第3位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数で第3位、上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第3位でした。
※平成29年4月~平成30年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(412KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2019年4月更新

前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数第2位、経皮的尿路結石除去術の手術件数第4位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数で第2位、上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第4位でした。
※平成28年4月~平成29年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(412KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2018年3月更新

前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数第2位、経皮的尿路結石除去術の手術件数第4位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数で第2位、上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第3位でした。
※平成27年4月~平成28年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(408KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2017年3月更新

前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数第2位、経皮的尿路結石除去術の手術件数第3位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数で第2位、上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第3位でした。
※平成26年4月~平成27年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(408KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2017年3月更新

当院研修医に対するTUR技術の指導法

第380回日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表 2016年12月10日

2015年と2016年当院で初期研修医2人にTUR技術の基礎を指導した。まず外来で軟性膀胱鏡を使用し、内視しながら内視鏡を挿入することや膀胱内を観察する基礎を指導した。ついで切除鏡の基本操作技術・観察技術・止血技術をHoLEP症例で段階を追って指導したが、効率的な指導が可能であったのでその指導法について報告する。

泌尿器科部長 吉水 敦
2016年12月更新

吉水敦医師がベストドクターズ®に選出されました

当院の泌尿器科部長 吉水敦医師が米国ベストドクターズ社(Best Doctors Inc.本社:ボストン)のBest Doctors in Japan™ 2016-2017に選出されました。

ベストドクターズ社とは

ベストドクターズ社は、米国ハーバード大学医学部所属の医師により1989年に創業した会社です。現在、世界70カ国で3,000万人以上の人に病状に応じた適切な治療やセカンドオピニオン取得のための名医紹介などを行っている会社です。

ベストドクターズ(医師選出調査)について

ベストドクターズ社の医師選出方法は、医師に対して「もし、自分や大切な人が病気にかかった場合、自分以外の誰に治療を委ねるか」という観点から、他の医師についての評価を伺うことで進められ、最終的に調査結果から一定以上の評価を得た医師を「Best Doctors®」に認定するというものです。
日本では約6,500名が認定されています。(2016年7月現在)

※Best Doctors、ベストドクターズ、Best Doctors in Japanおよびstar-in-crossロゴは米国および他国におけるベストドクターズ社の商標です。

2016年8月更新

当院で実施した手術見学会について

第378回日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表 2016年6月11日

プログラム・抄録集はこちら(PDF1.1MB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2016年6月更新

実習生の感想文

毎年4月から7月にかけて、新潟大学医学部の学生が当院にて臨地実習を行っております。泌尿器科で4週間実習を行った学生より、実習の総括としてレポート(感想文)を提出して頂きました。こちらの伝えたい事を良く理解してくれている内容でした。学生本人から掲載許可を得ましたので掲載いたします。

「実習を終えて」(PDF102KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2016年6月更新

PNLを中心とした次の世代に伝えておくべきこと

第4回全国済生会病院泌尿器科医会スキルアップセミナーにて講演 2015年6月6日(土)

論文のPDFはこちらからご覧になれます。(PDF4.3MB)

本文中の山本雄士先生について、説明が不十分でした。
山本先生についてはこちらのサイトをご覧ください。

『PNLを中心とした次の世代に伝えておくべきこと』のPDFファイルを掲載するにあたり

この論文は、私が昨年(2015年)全国済生会泌尿器科医会主催のスキルアップセミナーで講演したものを業績集をつくる為に後で文章化したものです。PNLの細かい技術等は図や表をご覧いただければいいと思いますが、あまり重要ではありません。私がPNLをどう考えているのか・次の世代を担う若手へ何を伝えたいのかを理解していただければ幸いです。

泌尿器科部長 吉水 敦
2016年4月更新

済生会グループ内での技術交流 -平岡・吉水式HoLEPの研修-

2016年3月14日から3月18日までの5日間、福井県済生会病院泌尿器科の福島正人先生が当院に平岡・吉水式HoLEP(hybrid HoLEP)の研修に来られました。見て頂いたHoLEPは8件で、平岡・吉水式HoLEPの良さは十分理解していただけたようです。今後も、私達が現時点で一番合理的なHoLEPの術式であると考えている平岡・吉水式HoLEPが普及するよう努力していきたい思います。

福島先生より研修の感想をいただきました。
こちらからご覧いただけます。

泌尿器科部長 吉水 敦
2016年4月更新

2016年3月4日開催 PNL見学会

2016年3月4日(金)当院でPNL見学会を開催しました。
参加者は
同愛記念病院泌尿器科 西松寛明先生・金子智之先生
亀田総合病院泌尿器科 安倍弘和先生・鈴木 康一郎先生
厚生連高岡病院泌尿器科 四柳智嗣先生
土浦協同病院泌尿器科 川野圭三先生
エム・シー・メディカル株式会社 黒木久大様
の方々でした。

見ていただいたのは、初回のPNL一件・二回目のPNL一件・HoLEP三件です。
私が執刀した初回のPNL症例は、難易度の高い症例で腎瘻造設に苦戦し、出血が強く結局尿管に落としたガイドワイヤーと、そこにかぶせた尿管カテーテルをガイドに、先穴15号ネラトンカテーテルを留置し、腎瘻をクランプし終了としました。無理はしませんでしたので、輸血の必要はありませんでした。結石は、その三日後の2016年3月7日(月)に出血のない状態でほぼすべて摘出しました。
PNLの術式は当院HPでご覧いただけるビデオ『PNLの手技』そのままのものでしたが、「あらかじめ複数回の手術枠を確保し、特に初回は無理しないことと当院の腎瘻カテーテル留置法であれば、腎瘻カテーテルが抜けることなく数日で腎瘻が完成するので、二回目のPNLは安全に施行出来ること」を参加者の皆様には理解していただけたと思います。


術前


術前


腎瘻造設後


術後

泌尿器科部長 吉水 敦
2016年3月更新

当院泌尿器科外来完全予約制移行後の現状

第376回日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表 2015年12月4日 開催地新潟市

抄録はこちら(PDF53KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年12月更新

前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数第4位、経皮的尿路結石除去術の手術件数第2位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術の手術件数で第4位、上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第2位でした。
※平成25年4月~平成26年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(418KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年12月更新

2015年10月30日開催PNL見学会

2015年10月30日、当院でPNL見学会を開催しました。
参加者は6人で以下の方々です。
(亀田総合病院泌尿器科)志賀 直樹先生
(東京腎泌尿器センター大和病院泌尿器科)大岩 祐一郎先生
(佐賀大学泌尿器科)柿木 寛明先生
(厚生連高岡病院泌尿器科)四柳 智嗣先生
(エム・シー・メディカル株式会社)黒木 久大様
(エム・シー・メディカル株式会社)吉田 雄一郎様

志賀先生・大岩先生は翌日外来がある中わざわざ参加してくださいました。

私はPNS&L一件、腎盂鏡検査一件、HoLEP一件を執刀。
症例の入室が効率的でなく私の講義は短時間しかできませんでしたが、交流会は非常に盛り上がりました。
ある先生から『前もってホームページ上の動画で吉水先生の手技を拝見していましたが、実際の手術をみてさらに勉強になることが多く、遠くから伺った甲斐がありました。吉水先生有難うございました。アンプラッツシースや超音波砕石器の使い方は私が先輩に教わったことと共通することが多く、PNLの手技が1990年代に確立していたことを再認識いたしました。手術室のスタッフの方が吉水先生に叱咤激励されながらチーム全体でレベルの高い手術を行っていて、私としては羨ましく感じました。』とのメールをいただきました。
今後もこうした見学会等を開いて全国レベルでの交流をどんどん進めていきます。

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年10月更新

平岡先生手術見学に来院

2015年10月21日、当院に私が尊敬している平岡保紀先生が、わざわざ東京から手術見学にいらしてくださいました。
私がやっている平岡・吉水式HoLEPの平岡先生です。

一例目:レーザー出力78W:摘出腺腫80g:手術時間79分
二例目:レーザー出力20W:摘出腺腫40g:手術時間58分

大きなトラブルもなく無事手術を終了することが出来ました。
平岡先生からも『ハイパワーとローパワーHoLEPの違いが理解できた上にハイパワーHoLEPは剥離時間は短く特に止血時間が圧倒的に短縮されことが分かった。』との評価をいただきました。やっと私の術式が胸を張って平岡・吉水式HoLEPと言えるようになったと考えます。平岡先生が世界に先駆けて開始されそして目指されている経尿道的な手術で尿失禁なしに開腹手術並みの排尿障害の改善が可能な経尿道的腺腫核出術の普及に、私も今後微力ながら貢献していきたいと思います。

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年10月更新

当院のPNLの現状

第80回日本泌尿器科学会東部総会、パネルディスカッション2「上部尿路内視鏡治療の現状─その適応と限界」で発表 2015年9月26日(土)

抄録はこちら(PDF53KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年10月更新

広報誌なでしこCheers!10月号に掲載

広報誌なでしこCheers!10月号に、8月19日(水)に行われた「PNL手術見学会」の開催報告を掲載しました。

詳細はこちら(PDF979KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年10月更新

平岡・吉水式HoLEP(2015 VERSION)

初心者にも、より修得し易いよう術式に改良を加えましたので最新映像を公開します。
麻酔:全身麻酔+仙骨麻酔、推定腺腫重量:43g、切除腺腫重量:45g、使用レーザー:バーサパルスセレクト 80W、レーザー出力:2J×10Hz→2.6J×30Hz、手術時間:45分、術者:吉水

動画はこちらから(44分56秒 youtubeへリンク)

改良したところ

より尿道括約筋部尿道にストレスのかからない時点で前立腺尖部尿道を切開することとした。
12時を中心とした腺腫と被膜の剥離を膀胱腔まですすめる際、より初心者にも膀胱腔へ入るべき部位がわかりやすくするため膀胱頸部12時を頸部の輪状繊維が確認できるまでTURすることとした。
前立腺腺腫をより膀胱腔へ脱転しやすくするため二葉肥大症例では膀胱頸部6時を頸部の輪状繊維が確認できるまでTURすることとした。
キュウレット単独での腺腫剥離では層が深くなるケースがあるため剥離の最初にホルミウムレーザーの衝撃波と切開を利用して適切な剥離面を出すこととした。

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年9月更新

初心者のための平岡・吉水式HoLEP(より安全・確実・容易にマスターするために)

第103回日本泌尿器科学会総会にて発表 2015年4月18日

抄録はこちら(PDF86KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2015年4月更新

済生会本部 機関誌「済生」2月号に掲載

機関誌「済生」2015年2月号に吉水医師執筆の「HoLEP勉強会」が掲載されました。

詳細はこちら(PDF627KB)

HoLEPの高い壁を乗り越えるために

第372回日本泌尿器科学会新潟地方にて発表 2014年12月6日

抄録はこちら(PDF53KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2014年12月更新

院外報なでしこ通信165号に掲載

広報誌なでしこ通信165号に吉水医師執筆の「手術支援ロボット”ダヴィンチ”の光と影」を掲載しました。

詳細はこちら(PDF2.2MB)

『第2回HoLEP 勉強会 in 新潟』開催

2014年10月24日、当院において全国済生会泌尿器科医会主催で『第2回HoLEP 勉強会 in 新潟』を開催しました。

【参加者】

済生会熊本病院1人・福井県済生会病院2人・大阪府済生会吹田病院1人・坂泌尿器科病院1人・金沢大学1人

【内容】

  • 1200より手術見学
    HoLEP2件+内視鏡手術と検査3件
  • HoLEP等についての講義
  • 交流会

こうした催しを通し平岡・吉水式HoLEPが普及するとともに、今まではなかった技術交流・人事交流が始まることを期待したいと思います。

手術見学

HoLEP等について講義

勉強会の最後に

文責:泌尿器科部長 吉水 敦
2014年10月更新

手術件数、全国2位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術と上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が第2位でした。
※平成24年4月~平成25年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(418KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2014年10月更新

Odyssey30による平岡・吉水式HoLEP

Odyssey30でもHoLEPが可能であることを示すために映像を公開します。
麻酔:全身麻酔+仙骨麻酔、推定腺腫重量:41g、切除腺腫重量:40g、使用レーザー:Odyssey30、レーザー出力:2J×10Hz→2.2J×12Hz、手術時間:54分、術者:吉水

動画はこちら(53分47秒 youtubeへリンク)

泌尿器科部長 吉水 敦
2014年2月更新

当院で行っているHoLEPの名称について

複数の先生方から『済生会新潟第二病院で行っているHoLEPは、一般的なHoLEPではないのではないか。核出術のすべての過程でレーザーのみを使用するのが正式なHoLEPであり、吉水が開発した手術手技はそうしたHoLEPとは異なるもので混乱するので別の名称が必要ではないか?』とご指摘をいただいております。
当院のHoLEPでは『レーザーのみの使用に拘らない・前立腺尖部の処理には平岡式剥離術の手技を使う・腺腫に割は入れず腺腫は一塊で核出する』の3点がポイントになると思います。hybrid HoLEPといった名称も考えましたが、今後さまざまなhybrid HoLEPが発表される可能性もありますし止血にTURやTURisの手技を使うのもすべてをレーザーで完結しておらずhybrid HoLEPと呼ぶべきものかもしれません。無用な混乱を防ぐ意味もあり、この術式では前立腺尖部の処理において平岡式剥離術の手技を用いておりますので私が尊敬しておりこの分野の手術で多大な貢献をされておられる平岡保紀先生のご了解もいただけたことより、当院で行っているHoLEPを平岡・吉水式HoLEPと命名しました。今後はこの名称を用いていただければ幸いです。

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年12月更新

全国済生会泌尿器科医会の発足と当院の役割

20131207第368回日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表

抄録はこちら(PDF53KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年12月更新

経尿道的前立腺核出術の新しいビデオ

経尿道的前立腺核出術の新しいビデオを公開します。ピンボケ・機材の不調で画質はひどいものですが、この手の手術に興味を持っている方々にはかなり参考にしていただけるビデオではないかと判断し、今後もこうした映像を記録できる保証がないので公開することにいたしました。サイズが大きくなるので止血終了時までの映像です。
内容の解説:核出の手順はいつもの通りですが20Wの出力で12時部を剥離中にレーザーファイバーが破損。結局レーザーは2分程度しか使用できず、その後はコニカル型電極ですべての剥離を行いました。レーザーでの剥離中に止血で困った時に私がよくやる手技です。ただ、ここまでコニカル型電極ですべての剥離を行ったことは今までにありません。このビデオを見ると普通のTURセットだけでも腺腫核出術が可能であることがお分かりいただけるのではないでしょうか。
麻酔:全身麻酔、推定腺腫重量:77g、切除腺腫重量:75g、レーザーの出力:2J×10Hz、灌流液:morcellation時に生理食塩水を使用した以外すべてウロマチックS泌尿器科用灌流液3%を使用、手術時間:90分、術者:吉水

動画はこちらから(56分18秒 youtubeへリンク)


泌尿器科部長 吉水 敦
2013年11月更新

第27回日本泌尿器内視鏡外科学会総会の特別企画

~未来の名匠を発掘する~で「経尿道的前立腺核出術における逆行性一塊核出法の有効性について」の発表を行いました。
抄録はこちら(PDF61KB)

泌尿器科医師 車田 茂徳
2013年11月更新

実習生の感想文

当院では新潟大学医学部学生の臨地実習を毎年受け入れております。残念ながら当院での臨地実習で泌尿器科を選択する学生は最近おりませんでしたが、今年一人実習に来てくれ四週間手術や外来を見学していきました。実習最後に『済生会新潟第二病院泌尿器科の実習を終えて』と題した感想文を提出してくれたのですが、現役医学部生から見た治療法への感想や当院泌尿器科の印象などなかなか面白い内容でした。匿名を条件として大学担当者・学生本人にHPでの掲載許可をお願いしたところ許可を得ることが出来たのでここに掲載します。
「済生会新潟第二病院泌尿器科の実習を終えて」(PDF111KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年11月更新

今後HoLEPをより普及させるために

第78回日本泌尿器科学会東部総会シンポジウム13[ 今後の前立腺肥大症治療を考える ]でシンポジストとして発表しました。
抄録はこちら

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年10月更新

手術件数、五年連続全国1位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術と上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が五年連続第1位でした。
※平成23年4月~平成24年3月までの12ヶ月間の統計データです。

病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(410KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年10月更新

レーザー出力20WでのHoLEP

より低出力でも小さな腺腫であれば安全にHoLEPが可能であることを示すために映像を公開します。
麻酔:全身麻酔+仙骨麻酔、推定腺腫重量:7g、切除腺腫重量:10g、レーザーの出力:2J×10Hz、手術時間:21分、術者:吉水

動画はこちら(21分50秒 youtubeへリンク)

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年10月更新

PNLの症例

私が最近執刀したPNLの症例についてご説明します。
基本情報:入院期間13日・PNL3回・腎瘻2本・結石成分シスチン

詳細はこちら(PDF 2.1MB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2013年1月更新

『HoLEP 勉強会 in 新潟』を開催しました。

平成24年12月21日当院において静岡済生会総合病院泌尿器科科長の安倍 弘和先生が企画してくれた『HoLEP 勉強会 in 新潟』を開催しました。参加者は済生会グループから4施設5名・八戸平和病院から2名の7名でした。午前中に私が1時間HoLEPにつき講義し、午後0時より実際の手術見学という流れで吉水3件・車田1件の計4件のHoLEPを見て頂きました。3件はホルミウレーザー出力30W以下でのHoLEPでしたので、TUR-Pの適応となる大きさの前立腺肥大症であれば低出力でも充分安全にHoLEPが可能であることを理解して頂けたと思います。
全4症例とも術後経過は順調で、全員が第2病日にカテーテルを抜去し尿失禁等の問題もなく3名は第4病日に1名は第5病日に退院されました。今後もこのような勉強会を開き、合理的なHoLEPの術式である逆行性一塊核出法の普及に努めて行くつもりです。

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年12月更新

ヘッドハンターに遭遇して分かったこと・考えたこと

第364回日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表  2012年12月9日
要約はこちら(PDF66KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年12月更新

モルセレーターを使用しないレーザー出力30WでのHoLEP

HoLEPを本格的に普及させるためには広く普及している30Wのホルミウムレーザー発生装置を持っている病院で情熱のある若手泌尿器科医師がHoLEPを開始することが必要と強く思っているので、2012年11月に私が執刀した『モルセレーターを使用しないレーザー出力30WでのHoLEP』の映像を公開します。切除腺腫重量は15gと小さいのですが手術時間が31分と通常のHoLEPより長くなっています。このビデオを見て今後30Wのホルミウムレーザー発生装置でのHoLEPを開始する施設が多数現れることを期待します。なお当ビデオではレーザーで腺腫を広範囲に剥離していますが、慣れないうちは5時から7時までの部位はあまり剥離しない方がTUR-Pでの切除が容易になると思います。当然ですが、本当のHoLEPの良さを発揮するためには現時点で高出力のホルミウムレーザー発生装置とモルセレーターは必須ですので『モルセレーターを使用しないレーザー出力30WでのHoLEP』は入門者用のつもりです。
麻酔:全身麻酔、推定腺腫重量:19g、切除腺腫重量:15g、レーザーの出力:2J×10Hz→2J×15Hz、手術時間:31分
動画はこちら(31分5秒 youtubeへリンク)

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年11月更新

手術件数、四年連続全国1位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術と上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が四年連続第1位でした。
※平成22年4月~平成23年3月までの12ヶ月間の統計データです。
病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(410KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年9月更新

大きな腺腫に対するHoLEPのビデオを公開します

西日本泌尿器科 第74巻 第6号(2012年6月)に掲載された論文『合理的なHoLEPの術式:逆行性一塊核出法 吉水 敦・他』で、当院HoLEPの逆行性一塊核出法が合理的な術式であることを示しましたが、より深く理解するためには手術映像を見て頂くのが一番よいと思います。ただその手術映像も古いものになってしまいましたので、2012年8月に私が執刀した新しい手術映像を公開します。
麻酔:全身麻酔+仙骨麻酔、推定腺腫重量:127g、切除腺腫重量:105g、レーザーの出力:2J×10Hz→2.6J×30Hz、手術時間:68分
動画はこちら(69分30秒 youtubeへリンク)

【補足】
患者さんは近県在住の方で、排尿困難があり大きな前立腺肥大症(紹介状では腹部エコーで前立腺容量130mlを超えているとの記載あり)と診断され手術を勧められていていたものの様子を見ていたが尿閉を繰り返すようになりあきらめて手術について勉強したとのこと。色々調べたところTUR-PとHoLEPという内視鏡手術がやられておりTUR-Pは長い歴史があるが大きな前立腺肥大症では出血が多いこと・HoLEPは出血は少ないが歴史が浅く色々問題があることを知った。HoLEPについて検索したら近くの病院でもやってはいるが症例数が少なく、知人に相談すると皆口をそろえて言うのは「手術件数の多い病院が安心して任せられるのではないか」ということだった。それで色々と調べ当院がHoLEPの手術件数が多いことを知り当院で手術を受けたとのことです。

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年9月更新

HoLEP:逆行性一塊核出法のイラストをご紹介いたします。

イラストはこちら(PDF1.6MB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年8月更新

2008年~2011年の手術実績をご紹介します。

こちらからご覧いただけます。(PDF4.5MB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2012年6月更新

第29回世界泌尿器内視鏡学会議(WCE2011 KYOTO)にて車田茂徳医師が発表

2011年12月1日
ビデオ『HoLEP Retrograde One-Piece Enucleation Method』

WCE2011 KYOTOのHP

http://www.congre.co.jp/wce2011/

プログラム

http://www.congre.co.jp/wce2011/pdf/Scientific_Program-2.pdf

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年12月更新

手術件数、三年連続全国1位

診療実績比較サイトのデータによると、DPC参加施設の中で当院泌尿器科は前立腺肥大症の内視鏡手術と上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が三年連続第1位でした。
病院情報局  http://hospia.jp/
データのPDFはこちら(414KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年12月更新

合理的なHoLEPの術式:逆行性一塊核出法

第63回日本泌尿器科学会西日本総会シンポジウム2[ HoLEPはここまで来た!~ gold standard への道~ ]でシンポジストとして発表しました。
抄録はこちら(PDF 324KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年11月更新

PNLのビデオ『PNLの手技』をHPに掲載するにあたり

このビデオはVIDEO JOURNAL of JUA編集委員会から依頼があり、私が制作し1997年のVIDEO JOURNAL of JUAのVol. 3 No. 2に発表したものです。発表当時まったく評価されませんでしたのでビデオの存在もあまり知られていませんし、VHSビデオですので今では観ることも出来ません。先日デモテープを観る機会があり確認したところこのまま埋もれさせるのはもったいないと感じましたので、当院泌尿器科のHPでこのビデオを公開することは可能かどうか学会に問い合わせ下記内容のお返事を頂きました。

  • AVJのバックナンバーはAVJ編集委員で話し合った結果ビデオで発行していた時のものはビデオのままで販売することになった。
  • 制作者本人のビデオであれば、Audio-Visual Journal of JUA編集委員会より許可を得れば画像形式を変換してホームページ上で公開してかまわない。
  • 『PNLの手技』については当院HPへの掲載を許可する。

それを受け当方でVHSビデオテープを購入し形式を変換したうえでHPに掲載することにいたしました。1997年に掲載された古いビデオで安全性を強調するため今なら2回で終わる手術を3回に分けてやっていたりAMPLATZ SHEATHを使用する理由として腎盂内圧を上昇させず小結石を灌流液とともに流し出すことをあげていなかったりしていますが、今当院で私と車田医師がやっているPNLと本質は変わっていませんし今でも充分通用するものではないかと考えます。PNLで苦労されている施設が多いと伺っていますので参考にして頂ければ幸いです。

『PNLの手技』 吉水敦
手術動画はこちらから (8分12秒 youtubeへリンク)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年10月更新

PNLについて

当院のもう一つの売りであるPNLについて全く情報を公開しておりませんでしたので、私が執刀した両側腎結石症(シスチン結石)の経過をHPで公開します。
こちらからご覧いただけます。 (PDF 450KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年7月更新

当院でのHoLEPの件数が1000件となりました

当院の常勤泌尿器科医師が私一人であった2006年7月より細々と開始したHoLEPですが、2011年6月10日に当院でのHoLEPの件数が通算1000件となりました。当院はDPC参加施設の中において一施設でのHoLEPの件数が日本で最初に1000件に達した施設になったのではないかと思っています。これはあくまでも通過点で今後も努力していかなければならない訳ですし、今後HoLEPよりも優れた手術が出現すればそういう手術を導入する事になるわけですが、さしあたって我々がやろうとしている事をここに記しておきます。
当院では今出力80Wのホルミウム発生装置二台と常勤泌尿器科医師二人でHoLEPをやっていますが、より完成度の高いHoLEPを目指して二台とも100Wの機種に更新できないか病院にお願いしているところです。今後の病院事業とのかねあいもありますが、数年後にはなんとかそういう環境を整えてより良い手術を患者さんに提供したいと考えています。また当院でやっているHoLEPは私が考案した逆行性一塊核出法ですが、この方法は今のところ当院と八戸平和病院でしか行われていません。一般的なHoLEPよりTUR-Pから移行しやすく応用の利く合理的で良い方法であると考えておりますので、希望する病院があり、条件がそろえば他病院での指導や若手医師へ教育について、もう少し踏み込んでやっていくつもりでおります。今後とも宜しくお願いします。

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年6月10日更新

30Wのレーザー発生装置でのHoLEPについて

30W HoLEPと言いながらその映像を公開していませんでしたので、先日私が行った手術の無編集映像をHPからご覧いただけるようにしました。
術者:吉水 摘出腺腫重量:25g
手術時間:32分 レーザー出力:2J×10Hz→2J×15Hz

手術動画はこちらから(約33分 youtubeへリンク)

ご覧いただければ、80Wや100Wの装置を使うより止血能力は劣り時間はかかりますが、30Wのレーザー発生装置でもHoLEPが可能であるという事は分かって頂けると思います。
ポイントは大きな腺腫は適応としないこと・レーザーファイバーは状態の良いものを使うこと・レーザーのみの止血にこだわらないことです。
またモルセレーターが無い場合は腺腫はTURで細切することになりますが、完全に腺腫を核出すると膀胱内に浮遊している腺腫を切除することになり大変ですので剥離しすぎないことが重要です。(上記のビデオでは14分位までの剥離でよいでしょう。)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年6月更新

当院の経験をもとにした現実的なHoLEP導入法

(morcellatorless HoLEP・30W HoLEP)
あるメーカーの依頼で2010年7月に収録した講演の原稿です。
興味がある方は見て下さい。
こちらからご覧いただけます。(PDF82.3KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年5月更新

病院情報局/急性期病院の診療実績比較サイトについて

http://hospia.jp

全国の急性期病院の診療実績や基本情報を比較できる医療情報サイトがあります。このサイトは厚生労働省に提供されたDPCデータに基づいて構成されており、医療の質を高める目的でもDPC情報がさまざまな形で有効活用され、病院の実力の可視化が進んでいます。
当院泌尿器科は、診療実績比較サイトのデーターによるとDPC参加施設の中で前立腺肥大症の内視鏡手術と上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が2年連続全国1位でした。(H21年実績)(PDF181KB) 

YouTube

HoLEP RETROGRADE ONE PIECE ENUCLEATION METHOD /from Niigata in Japan の再生回数が1000回を超えました。 2011年2月10日 
こちらからご覧いただけます。

済生会本部 機関誌「済生」2月号に掲載

「わが施設のイチオシ」として紹介されました。
こちらからご覧いただけます。 (PDF290KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2011年2月更新

当院のHoLEPと今後の展開

第356回 日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表  2010年12月11日
抄録はこちら(PDF37.0KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2010年12月更新

前立腺肥大症の新しい薬の処方について(更新)

この度、前立腺肥大症治療の新しい薬が発売されました。
5α還元酵素阻害薬「アボルブカプセル0.5mg」といいます。アボルブは、前立腺肥大症の発症と進行に関わっている男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン」を減らして、前立腺を小さくすることによって症状を改善する日本で初めて発売された薬です。
今まで使われていたα1ブロッカーといわれる薬(ハルナール・ユリーフ・フリバスなど)と一緒に服用することでさらに高い効果が得られます。
ただし、アボルブは前立腺を徐々に小さくして症状をよくしていく薬なので、まず6ヶ月間はきちんと飲み続けていただくことが大切です。
  2010年10月から長期処方が可能となりました。保険適応が効く薬で、3割負担で1日62円くらいです。
当院は手術が中心の施設ですので、アボルブを処方することはありません。
アボルブの使用をご希望される患者さんは、了解をいただいた泌尿器科の専門の開業医の先生に紹介させていただきますので、お気軽にお申し付けください。

泌尿器科部長 吉水 敦
2010年11月更新

HoLEP:逆行性一塊核出法

手術動画がご覧いただけます。(英語、中国語、韓国語、日本語 対応)
こちらをご覧ください。

泌尿器科部長 吉水 敦
2010年10月更新

第98回日本泌尿器科学会総会にて発表  2010年4月29日

HoLEP:逆行性一塊核出法(演題番号:VP-008発表形式:一般ビデオ)
抄録・内容はこちら(PDF50.3KB)
発表内容が動画でご覧いただけます。(約6分 youtubeへリンク)
手術動画のノーカット版はこちら(約42分 youtubeへリンク)
【症例】66歳、三葉肥大、推定腺腫重量:37g、PSA:3.21ng/ml、
麻酔:全身麻酔+仙骨麻酔、切除腺腫重量:35g、手術時間:43分

泌尿器科部長 吉水 敦
2010年5月更新

病院情報局/急性期病院の診療実績比較サイトについて 

http://hospia.jp

全国の急性期病院の診療実績や基本情報を比較できる医療情報サイトがあります。このサイトは厚生労働省に提供されたDPCデータに基づいて構成されており、医療の質を高める目的でもDPC情報がさまざまな形で有効活用され、病院の実力の可視化が進んでいます。
当院泌尿器科は、診療実績比較サイトのデーターによるとDPC参加施設の中で前立腺肥大症の内視鏡手術と上部尿路疾患(尿路結石症)の経皮的尿路結石除去術の手術件数が全国1位でした。 (H20年実績)(PDF 260KB)

前立腺肥大症の新しい薬の処方について

この度、前立腺肥大症治療の新しい薬が発売されました。
5α還元酵素阻害薬「アボルブカプセル0.5mg」といいます。アボルブは、前立腺肥大症の発症と進行に関わっている男性ホルモンの「ジヒドロテストステロン」を減らして、前立腺を小さくすることによって症状を改善する日本で初めて発売された薬です。
今まで使われていたα1ブロッカーといわれる薬(ハルナール・ユリーフ・フリバスなど)と一緒に服用することでさらに高い効果が得られます。
ただし、アボルブは前立腺を徐々に小さくして症状をよくしていく薬なので、まず6ヶ月間はきちんと飲み続けていただくことが大切です。
また、アボルブは新薬ですので、発売してから1年間は1回のご診察で2週間までの処方しかできません(2010年10月から2週間より長く処方ができます)。
保険適応が効く薬で、3割負担で1日62円くらいです。
当院は手術が中心の施設ですので、アボルブを処方することはありません。
アボルブの使用をご希望される患者さんは、了解をいただいた泌尿器科の専門の開業医の先生に紹介させていただきますので、お気軽にお申し付けください。

泌尿器科部長 吉水 敦
2010年4月更新

第352回 日本泌尿器科学会新潟地方会にて発表  2009年12月5日

泌尿器科医として充実した診療を行うための当院の試み
抄録・内容はこちら(PDF40KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2009年12月更新

第67回新潟市医師会通常総会

第44回新潟市医師会臨床懇話会総会にて発表  2009年11月28日
前立腺肥大症の新しい手術HoLEP
抄録・内容はこちら(PDF72.4KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2009年11月更新

第349回日本泌尿器科学会 新潟地方会にて発表  2009年3月14日

経尿道的前立腺腺腫核出術の時代になる前に習得すべきことは?
抄録・内容はこちら(PDF59KB)

泌尿器科部長 吉水 敦
2009年5月更新

2008年7月からの当院泌尿器科の目標について

HoLEPについて車田医師と悩みながら今日まで来ました。手術手技は色々改良し、その努力は今後も続くと思いますが、大まかな手術手技はこれから述べる方法でほぼ完成しました。
当院のHoLEPは2007年7月より腺腫を完全には剥離せずTUR-Pの技術を応用し腺腫を切除・摘出する方法から、腺腫を完全に剥離しモルセレーターを使用し細切・吸引する方法に変えました。剥離には平岡保紀医学博士によって日本で開発された剥離鉗子を利用した前立腺腺腫剥離術の技術を導入しています。手術の最初に尿道括約筋付近の尿道粘膜を全周性に切開しキュレットで腺腫と被膜も全周性に剥離します。その後はホルミウムレーザーで腺腫と被膜をこれも全周性に剥離し腺腫を一塊として膀胱へ落とします。その後はモルセレーターで細切・吸引することになります。すべての症例で納得できる結果を出したとは思いませんが、大まかな手術手技はこの方法でほぼ完成し、我々としてはそれなりに納得できる形になったと思います。手術件数は2007年HoLEP 164件・2008年6月24日までにHoLEP 105件です。
ただ、基本的に良い・悪いは見た方に決めて頂ければ良いと思います。Webを見ればHoLEPの情報はそれなりにありますが、実際の手術の映像はそうあるわけではありません。今回当院で行った手術映像を編集なしに公開します。全く手を加えていない映像で当院のHoLEPを評価して頂ければと思います。術者は吉水、手術時間30分、切除重量25gでした。もしこうした手術を受けてみたい患者さんがいらっしゃれば紹介状を持って外来受診をお願いします。
2008年7月からは2症例同時にHoLEPが実施出来るよう日本で初めて2台目のレーザー発生装置を購入し、より充実した診療体制を整えます。今後とも患者さんの期待に応えられるよう努力していきますので宜しくお願いします。

泌尿器科部長 吉水 敦
2008年6月更新

HoLEPの手術について

HoLEPとはホルミウムレーザーを使った前立腺肥大症の内視鏡手術で、Holmium Laser Enucleation of the Prostateの省略名称です。こぶ(腺腫)の核出(くりぬき)と組織の排出(細切・吸引)の二つのstepからなっています。
日本語では経尿道的ホルミウムレーザー前立腺核出術といい、保険診療上の手術名は経尿道的レーザー前立腺切除術となります。こぶ(腺腫)の核出(くりぬき)にはホルミウムレーザーを使用し、組織の排出(細切・吸引)にはモルセレーターを使用します。
ホームページの映像はある程度前立腺肥大症の手術を分かっている方(泌尿器科医師だけ)でないと理解できそうもないので説明を追加しました。
一般の方に見て頂いて、あまり出血しない手術であるこということ、こぶがレーザーでくりぬかれて穴があいて向こうまで(膀胱まで)よく見えるようになるところ、こぶが確実に膀胱内から取り除かれているところ(モルセレーションと言います)が伝われば充分です。
前立腺肥大症の手術はそういうことを安全に施行することを目標としていますので、HoLEPの良い部分であるその特徴が見た方に伝われば私としては手術画像を公開した意味は十分あると思っています。

HoLEPの手術動画説明はこちら(PDF73KB)
(まずこちらをプリントアウトしてご覧いただくとわかりやすいです)

HoLEPの手術動画はこちら(約30分 youtubeへリンク)
※受診には紹介状が必ず必要です。受診に関するお問い合わせは、地域医療連携室までお願いいたします。

なでしこ通信 85号 診療科紹介

「泌尿器科」紹介はこちら(PDF221KB)

2007年6月からの当院泌尿器科の目標について

2007年4月より当院泌尿器科に車田 茂徳医師が就職し、泌尿器科医師二人体制での診療が始まってから2ヶ月経ちました。我々医師とスタッフもようやくそうした診療体系になれてきましたので、今後は診療内容の充実に努めていきたいと思います。
具体的にはホルミウムレーザーによる前立腺肥大症の手術であるHoLEP(ホルミウムレーザー前立腺核出術)をより完成度の高いものにする必要があります。HoLEPに対する需要は多く、以前に比し多くの患者さんに手術を実施していますが、技術的には当院での手技はまだまだ改良すべき点があります。車田先生と二人で相談しながら術式を改良していくことでよりよい手術とすることが出来そうですので、しばらくの間は前立腺肥大症の手術と結石の治療に集中して多くの患者さんに満足してもらえるよう努力していきたいと思います。
なお、当科は日本泌尿器科学会専門医教育施設の認定を受けています。

泌尿器科部長 吉水 敦
2007年6月

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