眼科

眼科

特色&取り組み

 眼科は新潟市を中心に県内各地の医院、病院から多数の紹介をいただいており、その多くが白内障手術と眼底疾患の精査・治療依頼です。
 当科では年間800-900件の手術が行われ、そのうち白内障が600-700件、硝子体手術が約200件を占めています。白内障は認知症の高齢者の紹介も多く全身麻酔下の白内障手術を多数行っています。また難治例の紹介も多いので、術中問題がある場合は即座に硝子体手術を併用または硝子体手術に変更してなるべく短時間で侵襲が少なく済むよう心掛けています。
 硝子体手術は現在の主流である広角観察システムを用いた無縫合小切開手術を全例で行っています。当科の硝子体手術は半数近くを網膜剥離が占めており、次いで網膜前膜と黄斑円孔の治療が多数となっています。糖尿病網膜症の硝子体手術は昔に比べて件数が減少していますが、その代わりに最近では増殖組織が非常に発達した難治例の手術が中心になっています。そのような場合も増殖組織の完全な切除を行い安定した治療成績を得ています。
 眼底疾患については硝子体手術だけでなく抗VEGF剤の硝子体注射も多数行っています。加齢黄斑変性、黄斑浮腫に対する硝子体注射は年間400~500件です。さらに’24年度より光線力学療法(PDT)を導入する予定ですので、黄斑疾患に対する治療選択肢がさらに増えると期待されます。

眼科外来からのお知らせ

受診について

眼科は紹介状をお持ちの方と予約の方に限定させていただいております。

主な診療内容

■白内障
■網膜・硝子体疾患
・網膜剥離、加齢黄斑変性、黄斑円孔、網膜前膜、糖尿病網膜症、網膜静脈閉塞症など
■緑内障
■角膜疾患、結膜疾患
■ぶどう膜炎
■眼瞼疾患

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