HOME > 眼科 研究会日程 > フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業

フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業

案内:第238回(15‐12月)済生会新潟第二病院眼科勉強会 田中正四

演題:「フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業~工夫を重ねて子供たちの心をキャッチ~」
講師:田中正四 (胎内市)
日時:平成27年12月02日(水)16:30 ~ 18:00 
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来  
http://andonoburo.net/on/4152

抄録

 2010年の夏。盲導犬(グティ号)を貸与された私は、数年前から取り組んでいた学校への総合学習での心構えも従来の体験型説明から盲導犬の啓発啓蒙活動へと大きく話の内容も変わってきた。

 私達の通う(新発田音声パソコン フィンゲル)では出前授業と称して総合学習に精に力的に取り組んでいるが、従来は、ボランティアの皆さんの協力と計画の基に障害と生活の様子の説明が中心とする出前授業への取組であった。しかし、フィンゲルのスタッフ減少に伴い、障碍者自身による計画立案から授業進行、各人の講話概要までの授業全体スケジュールを私達がになう事となった。

 フィンゲルは、毎週月曜日の開催であり、透析患者の私にも時間が確保できる事からせめてもの社会貢献のつもりで、精力的に取り組んできた。出前授業の依頼を受けた時点からフィンゲルのリーダーを中心に計画を立案し、各人の担当を決定し、時間配分までのスケジュールを決めて授業に取り組む事となったのである。

 今回は、フィンゲルの仲間と取り組んだ出前授業における工夫の数々と子供たちと心を通わせたエピソードを失敗談を交えてお話したい。さらに、会社務め時代で学び得た手法を生かす事ができた事も忘れかけていた会社員生活を思い出し、無駄ではなかったと喜びさえ感じている。その中でも、(計画、実行、確認、改善)のサイクルを繰り返す重要性についてもお話しさせていただきたい。

略歴

1952年 長岡市(旧越路町(生まれ
1968年 日立制作所入所
2003年 腎不全により透析開始
2007年 視覚障害1級
2007年 日立製作所退社
2010年 盲導犬貸与される

ネット配信

 今回の勉強会の一部は、「新潟大学工学部渡辺研究室」と「新潟市障がい者ITサポートセンター」のご協力によりネット配信致します。以下のURLにアクセスして下さい。
http://www.ustream.tv/channel/niigata-saiseikai
 当日の視聴のみ可能です。当方では録画はしておりません。録画することは禁じておりませんが、個人的な使用のみにお願いします。

ページの先頭へ