名称 | 社会福祉法人 恩賜財団 済生会支部 新潟県済生会 済生会新潟第二病院 |
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所在地 | 新潟県新潟市西区寺地280-7 |
開設 | 平成3年7月1日 |
病院種別 | 一般病院 地域医療支援病院 臨床研修病院 DPC導入病院 地域がん診療連携拠点病院 |
許可病床数 | 425床(稼動病床数410床) |
診療科目 | 内科/血液内科/代謝・内分泌内科/精神科/神経内科/呼吸器内科/消化器内科/循環器内科/小児科/外科/整形外科/呼吸器外科/心臓血管外科/皮膚科/泌尿器科/産婦人科/眼科/耳鼻咽喉科/リハビリテーション科/放射線科/麻酔科/形成外科/病理診断科/臨床検査科(以上24診療科目) |
職員数 | 789名(平成26年4月1日現在)
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構造・面積 | 鉄筋コンクリート造(A棟10F・B棟5F・エネルギー棟2F) 【建物面積】 A棟:18,281.815m2、B棟:8,826.467m2、エネルギー棟:2,569.099m2 【敷地面積】 33,355.34m2 |
(H27年2月更新)
一般病棟入院基本料(7対1入院基本料) | 麻酔管理料(Ⅰ) |
診療録管理体制加算 | 開放型病院共同指導料 |
高エネルギー放射線治療 | 画像診断管理加算2 |
地域医療支援病院入院診療加算(紹介患者加算1) | 特殊CT撮影及び特殊MRI撮影 |
特定療養費(初診時) | 救急医療管理加算 |
ハイリスク分娩管理加算 | 地域連携診療計画管理料 |
コンタクトレンズ検査料1 | 脳血管疾患等リハビリテーション料(Ⅱ) |
高度難聴指導管理料 | 妊産婦緊急搬送入院加算 |
退院調整加算 | 糖尿病合併症管理料 |
冠動脈CT撮影加算 | 心大血管疾患リハビリテーション料(Ⅰ) |
ハイリスク妊産婦共同管理料(Ⅰ) | 感染防止対策加算1 |
救急搬送患者地域連携受入加算 | がん患者カウンセリング料 |
検体検査管理加算(Ⅳ) | センチネルリンパ節生検 |
抗悪性腫瘍剤処方管理加算 | 乳がんセンチネル節加算1,乳がんセンチネルリンパ節加算2 |
肝炎インターフェロー治療計画料 | がん治療連携計画策定料 |
無菌治療室管理加算1 | 患者サポート体制充実加算 |
データ提出加算1 | 夜間休日救急搬送医学管理料 |
がん治療連携管理料 | ロービジョン検査判断料 |
がん患者リハビリテーション料 | 病理診断管理加算1 |
入院時食事療養(Ⅰ) | 療養環境加算 |
薬剤管理指導料 | 無菌製剤処理料 |
画像診断管理加算1 | 臨床研修病院入院診療加算1 |
重症者等療養環境特別加算 | 特定集中治療室管理料1 |
医療安全対策加算 | ハイリスク妊産婦共同管理料(Ⅱ) |
小児食物アレルギー負荷検査 | 運動器リハビリテーション料(Ⅰ) |
小児入院医療管理料4 | 褥瘡ハイリスク患者ケア加算 |
ハイリスク妊娠管理加算 | 医療機器安全管理料1 |
神経学的検査 | 呼吸器リハビリテーション料(Ⅰ) |
医師事務作業補助体制加算 | がん診療連携拠点病院加算 |
感染防止対策地域連携加算 | がん性疼痛緩和指導管理料 |
HPV核酸検出 | 植込型心電図検査 |
CT撮影及びMRI撮影 | 透析液水質確保加算1 |
急性期看護補助体制加算 | 外来化学療法加算1 |
無菌治療室管理加算2 | 救急搬送患者地域連携紹介加算 |
糖尿病透析予防指導管理料 | 外来リハビリテーション診療料 |
ヘッドアップティルト試験 | CT透視下気管支鏡検査加算 |
輸血管理料Ⅱ |
黄斑下手術等(141件) | 経皮的カテーテル心筋焼灼術(2件) |
尿道形成手術等(98件) | 子宮附属器悪性腫瘍手術等(4件) |
人工関節置換術(123件) | 肺悪性腫瘍手術(37件) |
靭帯断裂形成手術等(28件) | 肝切除術等(37件) |
食道切除再建術等(10件) | ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術(電池交換を含む)(53件) |
冠動脈、大動脈バイパス移植術及び体外循環を要する手術(57件) | 経皮的冠動脈形成術、経皮的冠動脈血栓切除術及び経皮的冠動脈ステント留置術(65件) |
胸腔鏡又は腹腔鏡を用いる手術(320件) |
日本内科学会 | 日本透析医学会 |
日本神経学会 | 日本消化器病学会 |
日本消化器内視鏡学会 | 日本小児科学会 |
日本消化器外科学会 | 日本大腸肛門病学会 |
日本産科婦人科学会 | 日本眼科学会 |
日本医学放射線学会 | 日本麻酔科学会 |
日本臨床細胞学会 | 日本静脈経腸栄養学会 |
日本リウマチ学会 | 日本生殖医学会 |
日本腎臓学会 | 日本糖尿病学会 |
日本呼吸器学会 | 日本肝臓学会 |
日本循環器学会 | 日本外科学会 |
日本乳癌学会 | 日本整形外科学会 |
日本耳鼻咽喉科学会 | 日本泌尿器科学会 |
日本胸部外科学会 | 日本病理学会 |
日本総合健診医学会 | 日本感染症学会 |
日本呼吸器内視鏡学会 | 日本外科感染症学会 |
明治44年2月11日、明治天皇は時の内閣総理大臣桂太郎を召されて「医療を受けることができないで困っている人たちに施薬救療の途を講ずるように」というご趣旨の『済生勅語』に添えてその基金として御手元金150万円を下賜されました。これをもとに伏見宮貞愛親王を総裁とし、桂総理が会長となって同年5月30日、恩賜財団済生会を創立。それ以来、社会経済情勢の変化に伴い紆余曲折を経ながらも創立の精神を引き継ぎ、保健・医療・福祉の増進・向上に必要な諸事業を行ってきました。
戦後は社会福祉法人恩賜財団済生会となり、現在は秋篠宮殿下を総裁、豊田章一郎を会長、炭谷茂理事長の下、東京に本部、40都道府県に支部を置いて活動しています。公的医療機関としては病院79、診療所16、介護老人保健施設29、老人福祉施設123、児童福祉施設21、その他社会福祉施設10、訪問看護ステーション49事業所、その他公益施設37、合計364施設を有しています。
また、巡回診療船「済生丸」が瀬戸内海の離島・へき地の診療、健診活動に携わっています。
職員数は全国で約5万4千人。
私が思うには、世界の大勢に応じて国運の発展を急ぐのはよいが、我が国の経済の状況は大きく変化し、そのため、国民の中には方向をあやまるものもある。政治にあずかるものは人心の動揺を十分考慮して対策を講じ、国民生活の健全な発達を遂げさせるべきであろう。また、もし国民の中に、生活に困窮して医療を求めることもできず、天寿を全うできないものがあるとすれば、それは私が最も心を痛めるところである。これらの人たちに薬を与え、医療を施して生命を救う──済生の道を広めたいと思う。その資金として、ここに手元金を提供するが、総理大臣は私の意をくみとって措置し、永くこれを国民が活用できるよう希望するものである。
初代総裁伏見宮貞愛親王 (ふしみのみやさだなるしんのう)殿下は、創立当時、済生会の事業についてのお心を上記のような「撫子(なでしこ)の歌」としてお詠みになりました。それにちなんで、いつの世にもその趣旨を忘れないようにと、撫子の花に露をあしらったものが、大正元年(1912年)から済生会の紋章となっています。
済生会新潟第二病院の前身は昭和2年に新潟診療所として新潟市田町に開設し、以来、地域の医療と福祉のニーズに応え増改築を重ね、昭和48年に289床の病床と特別養護老人ホーム50床を併合し総合病院として医療内容の整備に努めてきました。
しかし一方、狭溢な敷地において施設そのものも老朽化が激しくなり、昭和59年に特別養護老人ホームを病院より独立させ、このあとを病院施設に利用するなど鋭意進歩する医療に対応するよう努力してきましたが、近年の高度に専門化し、かつ複雑多様化した医療のニーズに応えるには限界をきたしていました。
そこで昭和61年より、新潟総合病院を整備し、他の地に現代的医療設備を有する総合病院を建設するという計画に取り組み、平成3年7月、現在の新潟市西区寺地(旧西蒲原郡黒埼町)に地上10階建の350床総合病院を建設。さらに平成10年6月、新潟県の策定した地域保健医療計画に従い、脳神経外科、心臓血管外科、精神科等を整備拡充するとともに救急センター、オープン病床、訪問看護ステーション、健診センターを設置することで医療の完結を可能とし、また県の災害拠点病院(平成8年11月指定)や臨床研修病院の指定基準をクリアするための機能を整備して地域医療や医師確保に貢献するべく150床分の増床改築事業が開始され、500床規模の地域における中核病院として平成11年12月に竣工しました。
その後、急性期紹介型病院を推進するために平成12年7月、オープンシステムを構築し、地域の診療所・病院との連携を進め、平成13年4月開放型病院の認可(厚生労働省)を受けました。同年6月、財団法人日本医療機能評価機能の認定を取得。平成14年8月、新潟県内初、全国済生会病院でも初めてとなる地域医療支援病院の承認を受けました。
平成15年4月、臨床研修病院に指定、平成18年4月、7対1看護体制確立、同年6月日本医療機能評価機構の認定の更新、同年7月からDPCによる包括支払い制度の導入。平成19年4月、医療の質の向上を目的に医療の安全管理・研修センター(TQMセンター)を開設。平成20年8月「赤ちゃんにやさしい病院」の認定と続き、平成22年4月放射線治療棟が完成し、地域がん診療連携拠点病院の指定を受けました。
現在、当院の施設は地上10階427床で、地域の中核病院として医療連携(病診連携・病病連携)の充実を図り、紹介型の病院として機能するように努めています。また、平成23年5月にISO9001:2008品質マネジメントシステムの認証取得、日本医療機能評価機構の認定を更新し、病院全体のあらゆる質の継続的な改善に取り組むとともに、「いきいき健康セミナー」や「夏休み病院見学会」などを行い、地域から信頼される病院を目指し、済生会精神の原点に立った活動を進めています。
昭和2年6月 | 新潟診療所を開設[新潟市田町2] |
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昭和19年6月 | 病床12床を設備 |
昭和25年8月 | 新潟病院として新築移転(24床)[新潟市田町1] |
昭和29年3月 | 増床(70床) |
昭和31年12月 | 鉄筋コンクリート造り3階建て、地下1階を増築(123床) |
昭和34年7月 | 増床(230床) |
昭和35年5月 | 総合病院となる |
昭和39年6月 | 新潟地震により壊滅的打撃を受け、病院機能の全面停止 |
昭和39年7月 | 外来診療病棟を応急修理、診療再開 |
昭和40年2月 | 緊急病棟を建築(121床) |
昭和41年2月 | 病棟北側部門を新築、病棟南側部門及び個室棟を補修完成(234床) |
昭和41年5月 | 成人病検診車による胃集団検診開始 |
昭和48年8月 | 診療管理棟完成(289床) |
昭和53年3月 | 結核病棟廃止(279床) |
昭和63年12月 | 新潟第二病院用地取得[西蒲原郡黒埼町寺地] |
平成2年1月 | 新潟第二病院建設着工 |
平成3年6月 | 新潟総合病院一時閉鎖 |
平成3年7月 | 新潟第二病院開院(A棟) |
平成3年10月 | 新潟病院開院 |
平成3年11月 | 基準看護特類承認(245床) |
平成4年4月 | 基準看護特類承認(105床)、(巻・三条保健医療圏)休日夜間二次病院群輪番制加入 |
平成6年9月 | 土地16,534.34m2を新潟県から購入 |
平成8年11月 | 災害拠点病院(地域災害医療センター)の指定 |
平成10年6月 | 増床改築工事着工 |
平成11年4月 | 黒埼町在宅介護支援センター済生会(現在宅介護支援センター済生会黒埼)併設 |
平成11年8月 | 新棟(B棟)完成 |
平成11年10月 | オーダーエントリー(オーダーリング)システム導入 |
平成11年10月 | 済生会新潟訪問看護ステーション開設 |
平成11年12月 | 増床改築工事竣工 |
平成12年7月 | オープンシステム稼動 |
平成13年1月 | 黒埼町、新潟市と合併 |
平成13年4月 | 開放型病院の認可 |
平成13年6月 | 日本医療機能評価機構による認定の取得 |
平成14年8月 | 地域医療支援病院の承認 |
平成15年4月 | 臨床研修病院の指定 |
平成18年6月 | 許可病床数を500床から427床へ変更 |
平成18年6月 | 日本医療機能評価機構による認定の更新 |
平成18年7月 | 許可病床数の変更(477床) |
平成18年7月 | DPC対象病院の承認 |
平成19年2月 | 許可病床数の変更(427床) |
平成20年3月 | 新潟病院閉院 |
平成20年8月 | WHO/ユニセフ「赤ちゃんにやさしい病院」認定取得 |
平成21年3月 | 在宅介護支援センター済生会 廃止 |
平成21年9月 | 放射線治療棟(リニアック棟)増築工事着工 |
平成22年3月 | 放射線治療棟(リニアック棟)完成 |
平成22年4月 | 地域がん診療連携拠点病院の指定 |
平成23年3月 | 東日本大震災(M9.0)、当院DMATを岩手県立宮古病院に派遣 |
平成23年4月 | 東日本大震災 医療救護班を石巻に派遣 |
平成23年5月 | 日本医療機能評価機構v6.0の更新、ISO9001:2008認証取得 |
平成25年2月 | 政策投資銀行より災害対策の優れた病院としてBCM格付を受ける(県内初の優遇金利を適用) |
平成26年2月 | 災害時非常用離着陸場完成 |
平成26年7月 | 許可病床数の変更(425床) |