当院は社会福祉法人、急性期病院、そして教育病院の3つの顔を持っています。
社会福祉法人 済生会は社会的に恵まれない方々の医療・福祉に積極的に取り組むことを使命とする団体です。行政の援助から漏れてしまう方々に対しても済生会は医療・福祉サービスを充実させていますので、遠慮せずに当院の医療相談室にお声がけください。
当院に求められている最も大きな役割は地域住民の皆さんの医療を担うことです。当院は地域医療支援病院および地域がん診療連携拠点病院であり、地域の医療施設と緊密な連携をとりながら急性期病院として質の高い医療活動を行っています。各診療科では高い専門性を発揮した治療を行ない、病状が安定したら地域の診療施設に紹介する「地域完結型」の治療を目指しています。
当院は臨床研修指定病院として臨床研修医の教育指導を行っています。研修意欲に満ちた若い医師が多数働いており、病院の活気をみなぎらせる原動力となっています。このことは患者さんにとっても有益なことと考えます。指導医・当院職員のみならず、患者さん・地域の皆さんからも研修医を育てていただければ幸いです。
当院は、社会福祉法人恩賜財団済生会として、恵まれない方々に医療を提供すること、そして、地域医療支援病院として、地域住民の方々の医療を担うことを使命としている病院です。
その中で看護部は、
『看護部理念』
1.対象者の立場に立った看護を提供
2.看護師の倫理を守り、仕事に責任をもつ
3.時代にあった知識と技術を常に提供する
を定め、自ら考え、自ら判断し、自ら行動し、結果に責任をもつ看護師の育成に努めております。
社会情勢の変化や医療の高度化など激動の時代を迎えていますが、看護師の本来の姿である、「患者さんのための看護師」であることを肝に銘じ、利用者さん(患者さん)により良い医療・看護サービスが提供できるよう、看護部の組織運営を強化していきたいと思っております
医療の氷河期・医療制度崩壊などと言われることが多くなっています。特に医師・看護師等の医療スタッフ不足による地域医療の後退は、住民の皆様の不安を一層深いものとしているのではないでしょうか。
このような医療状況のもとで、当院は地域の皆様から安心してご利用いただき、納得の行く説明に努め信頼いただけることを目標にして、地域に根ざした質の高い医療が提供できる病院を目指して取り組んでいます。
また、東日本大震災によって災害時医療体制もいろいろな見直しが行われておりますが、当院も災害拠点病院の指定を受けており、いざという時でも機能しうる施設整備に努め、救護活動の研修や訓練に力点を置いていつでも動けるよう備えてまいりたい。
近年、医療・保健・福祉は日々めまぐるしい速度で変化しています。それに伴い住民ニーズも多様化高度化する中で、最高のサービスを提供できる環境づくりに努めてまいります。今後とも地域の皆様のご支援ご厚情を賜りますようお願い申し上げます。