地域連携パスについて

地域医療連携室

地域連携パスとは

患者さんを中心として地域の医療機関が役割分担を行い、情報共有することにより、安心して治療を受けていただくための治療計画書です。
当院では、以下の地域連携パスが運用されています。

利点

  • 「いつ」「どこで」「どんな」検査や診療をうければよいかがわかります 。
  • 医療機関同士が患者さんの治療経過を共有できるので、より適切な診療が可能となります 。
  • 診療情報の共有により、かかりつけ医の診療を安心して受けることができ、長い待ち時間や通院時間の短縮など、通院の負担が軽減されます 。

地域連携パスの利用は

患者さんの療養生活や治療方針に医療連携が効果的であると考えた場合におすすめしています。
地域連携パスを活用することで、かかりつけ医(連携医療機関)と病院が協力し、患者さんの視点に立って、安心で質の高い医療を提供することを目指しています。

肝疾患地域連携パス

当院は、肝臓がん撲滅を目的とする肝疾患地域連携診療を推進しております。
肝臓専門医とかかりつけ医が協力し、肝臓病の患者さんのフォローアップを行います。

様式

運用件数 168件(〜H28)

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骨粗鬆症地域連携システム

近年、骨粗鬆症による高齢者の骨折(脊椎圧迫骨折や大腿骨近位部骨折など)が増加しています。とくに、一度骨折すると数年以内に他部位の骨折(二次骨折)を生じやすい特徴があります。当院では、健康寿命の延伸、医療コスト削減のため、骨粗鬆症の治療による「二次骨折の予防」に取り組んでおります。
各種の合併症を持つ高齢者も多く、骨粗鬆症の治療には「地域連携による治療継続」が重要です。対象は、当院で骨折治療を受けた方です。骨折治療後、医師および多職種のメディカルスタッフが介入し、かかりつけ医と連携して再骨折予防を行います。

糖尿病地域連携システム

病状が安定している患者さんに対して、「病院」と「かかりつけ医」が連携し、質の高い糖尿病診療を行うシステムです。
「かかりつけ医」は、普段の定期的な診察となります。血液検査や処方などを受けます。
「病院」では、1年に1回の間隔での受診となります。合併症精査、治療方針の検討、糖尿病教育などを受けます。
「かかりつけ医」受診中に血糖コントロールの悪化や病院への受診が必要な場合には、「病院」に受診します。

運用件数 67件(~H28年)

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